起業はしたものの、何がビジネスの正しいやり方なのか全くわからない状況でした。
ただ、「世の中になく、人の役に立てる仕事をしたい」という情熱だけが先走っていました。

資本金をそれほど必要とせず、自分のアイデアや世界中のホテルを巡った経験が活かせることから始めてみよう。

思案した結果、日本では、いや、海外にさえあまりなかったラグジュアリートラベルに特化したサイトを、一から立ち上げることを思いつきました。

今ではほとんどの雑誌がウェブコンテンツを作っていますが、当時、ファッション雑誌レベルのコンテンツがある「ウェブマガジン」という形態はほとんどありませんでした。ましてや、インターネットという新しいインフラ上で、"ラグジュアリー"を表現したものは、皆無と言ってもよいかもしれません。

自分の好きな雑誌を机に並べて、こんなコンテンツが欲しい、こんなレイアウトにしよう...。

いざプロジェクトに取り掛かってみると、驚くほどアイデアがわいてきて、自分の求める形が日に日にクリアになっていきます。もちろん、思い通りにいかない事も数多くありましたが、一つ一つ問題を解いていくことさえエキサイティングで、夢中になって仕事をしました。

こうして出来上がったのが、ラグジュアリー旅行に特化したウェブマガジン、"JETSETTER The Luxuruy Exploler" です。

自分たちで簡単に記事の更新できるようにと、パートナーの会社に発注して、今でいうブログをシステムから構築しました。
7年前に制作したコンテンツ「姫君たちの美味礼賛」は、日本初のブログの一つだと呼べるでしょう。今でもファンがいるほど、大きな反響を得ました。


Photo by Seia Lee - Africa

続く

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